NY原油市場概況
◎反落、ウクライナ情勢も在庫増加見通しが相殺
NYMEX・WTI5月限:99.19▼0.41
25日のニューヨーク原油は反落。終値の前日比は期近2限月が0.41~0.30ドル安、その他の限月は0.25~0.02ドル安。ICEブレント原油は、期近2限月が0.18~0.20ドル高、その他の限月は0.16~0.21ドル高。
ウクライナ情勢への警戒感などと原油在庫の10週連続の増加見通しなどが相殺し、期近は値動きの荒い展開となった。
5月限は、夜間取引終盤に前日の高値(100.29ドル)に接近するも、原油在庫が10週連続して増加する見通しから、立会い開始後は下げに転じた。また、燃料石油漏れから米テキサス州のヒューストン・シップ・チャネルの船舶運行禁止が4日目を迎える一方で、この日にも一部で通行が再開される見通しとなったことや、対ユーロでのドル上昇などが嫌気され、序盤には98.80ドルまで大きく下落。しかし、その後は急速に持ち直した。3月の米消費者信頼感指数が予想以上に上昇し、2008年1月以来の高水準となるなか、引き続きウクライナ情勢への警戒感が強いことが背景。欧米勢による対ロ制裁強化の思惑や、それを受けたロシアの報復が懸念された。ただし、再び前日の高値に接近も、同水準を突破できなかったことから、中盤以降は戻り売りに押されることとなった。
石油製品は、ヒーティングオイルは期先除き上昇、改質ガソリンは期近3本が続落。
留出油とガソリンの在庫減少見通しも、原油相場に振られる展開となり、方向感のない動きとなった。
ICEブレント原油5月限は反発。依然としてウクライナ情勢の緊張が続いていることなどに支えられるも、前日の高値(107.50ドル)に近づくのが精一杯で、米市場の下げに圧迫された。
米エネルギー情報局(EIA)からあす26日に発表される3月21日までの週間石油統計での在庫に対する市場の事前予想は、原油が前週比250万バレル増加、ガソリンが160万バレル減、留出油が124万バレル減少となっている。
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