◎金、銀ともに大幅続落、ウクライナの緊張緩和で修正続く
COMEX ゴールド4月限:1359.0▼13.9、シルバー5月限:2086.2▼41.3
18日のニューヨーク金、銀ともに大幅続落。終値の前日比は、
金が14.0~13.9ドル安、中心限月の4月限が13.9ドル安、
銀が42.8~41.3セント安、中心限月の5月限が41.3セント安。
金4月限は、弱基調を引き継いで前日安値を下回ったあとも、
中国の需要減少やウクライナ緊張の後退、
FOMCの量的緩和縮小予想、米インフレ沈静などで値を消した。
銀5月限は、ウクライナ緊張の緩和を受けて金の高値修正が続いたため、
21ドルを割り込んだ。
米量的緩和縮小観測も圧迫要因。
ただ、先週安値を維持して持ち直した。
◎プラチナは続落、パラジウムは反落
NYMEX プラチナ4月限:1461.7▼6.7、パラジウム6月限:771.40▼5.00
18日のプラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが続落、パラジウムが反落。終値の前日比は、プラチナが6.9~6.6ドル安、中心限月の4月限は6.7ドル安
、パラジウムは5.00~4.45ドル安、中心限月の6月限は5.00ドル安。
プラチナ4月限は、金の下落やドル高で先週安値を下回ったあと、
ウクライナの緊張緩和によるリスク商品の見直しで急回復したが、
米量的緩和の縮小観測で値を消した。
◎期先除き反発、クッシング原油在庫のさらなる減少見通しで
NYMEX・WTI4月限:99.70△1.62
18日のニューヨーク原油は期先除き反発。終値の前日比は期近2限月が1.26~1.62ドル高、
その他の限月は0.05ドル安~1.06ドル高。
ICEブレント原油は、期近2限月が0.55ドル高、その他の限月は0.04~0.56ドル高。
ウクライナ情勢の緊張が続くなか、2月の米住宅着工許可件数が4か月ぶりの高水準となったことや、
原油受渡場所となるオクラホマ州クッシングからメキシコ湾への送油量が倍増する見通しなどから、前日までの下落に対する修正が進むこととなった。
最も取組高の多い5月限は、夜間取引から2月7日以来の水準(97.00ドル)へ下落した前日の流れに対する修正となり、立会い開始後は上げ幅を拡大した。ロシアのプーチン大統領がクリミア自治共和国のロシアへの編入を求めるなど、引き続きウクライナ情勢の緊迫が背景。プーチン大統領は同時に、ウクライナ分割を望んでいないと述べ、早期の軍事介入を示唆しなかったが、現地では一触即発のムードが続いている。また、対ロ制裁を強める意向を示す欧米勢との緊張は一段と高まった。一方、この日発表された2月の米住宅着工件数は事前予想をやや下回るも、着工許可件数は昨年10月以来の高水準となったことで景気の先行き期待感が広がったことや、欧米株式相場の上昇も一因。さらに、パイプライン運営の米エンタープライズ・プロダクツ・パートナーズが、オクラホマ州クッシングとテキサス州を結ぶシーウェイ・パイプラインの送油能力を5月にも倍増させる見通しを示し、すでに2年ぶりの水準まで減少しているクッシング原油在庫がさらに落ち込む可能性が高まったことから、一時、98.98ドルへ上昇した。