NY金、銀先物市場概況
◎金は大幅続伸、銀は急反発、ウクライナ緊張で逃避買い続く
COMEX ゴールド4月限:1370.5△23.8、シルバー5月限:2135.8△54.3
12日のニューヨーク金は大幅続伸、銀は急反発。終値の前日比は、金が23.0~23.8ドル高、中心限月の4月限が23.8ドル高、銀が54.2~54.7セント高、中心限月の5月限が54.3セント高。
金4月限は、ウクライナの住民投票が接近するなか、欧米とロシアの対立が深まって金融市場はリスク回避が強まる一方、金には逃避買いが続き、年初来高値を更新した。
銀5月限は、中国の景気減速懸念やウクライナ緊張を受けた金の上昇に追随、戻り売りにもプラスを維持したあとは、ドル反落も支援材料となり、前日高値を突破した。
ニューヨーク金4月限は、時間外取引を1364.1~1345.6ドルのレンジで推移し、前日比14.1ドル高の1360.8ドルとなった。4月限は、高寄りしたあと、戻り売りで値を消したが、ウクライナ情勢の緊迫化を受けた逃避買いが優勢になった。前日高値(1353.0ドル)や先週高値(1355.0ドル)を抜き、年初来高値を更新した。中国の景気減速や、一部の信用収縮懸念も支援材料。ロシア編入の是非を問う16日のウクライナ住民投票が接近するなか、株・原油の下落も買いを誘った。
立会時間は、1360.7ドルまで押されたが、ウクライナ緊張を受けた逃避買いが続いて時間外取引の高値を突破し、年初来高値を1371.3ドル(24.6ドル高:1.8%)まで更新した。中国の景気減速懸念や、資金繰り悪化懸念も買いを誘った。
ウクライナ情勢に関しては、16日のウクライナ住民投票が接近するなか、欧州連合(EU)は対ロ制裁で一致し、17日にも決定するとみられるが、ロシアが米国提案を拒否するなど対立が深まっていることから逃避買いが入った。また、中国に関しても、社債市場で初めてデフォルト(債務不履行)が発生、輸出が予想を下回って貿易赤字に転落したこと、人民元の急落、銅相場急落による担保価値減少で資金繰りの悪化が懸念されるなど、不安要因が連続して報じられた。
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