今週の外為市場で、ドル/円には上値余地がありそうだ。日米の金融政策の方向性の違いを背景に、薄商いの中で仕掛け的なドル買いが強まる可能性があるとみられている。年末が迫り、ドルを買い遅れている輸入企業がドル買いを急げば、短期筋の追随買いを誘発する可能性もある。
予想レンジはドル/円が102.00―107.00円、ユーロ/ドルが1.3550―1.3750ドル。
今年最後の注目イベントとなった17―18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)ではテーパリング(緩和縮小)開始が決定された。懸念されていた米国株が急反発したことで、ドル/円は堅調に推移。2008年10月以来の105円回復を射程圏にとらえている。
今週はクリスマスを挟んで重要な米経済指標の発表が少ない。クリスマス休暇から欧米の市場参加者が復帰してくるのは週末とみられている。
薄商いの中では方向感が出ないのが常だが、今週もさらに上昇すると予想する向きが目立つ。堅調な日米株価、上昇基調をたどる米金利がサポート要因になるという。
邦銀の関係者は「閑散に売りなし」の相場格言を引き合いに、日米の金融政策の方向性の違いを一気に織り込む展開になれば、ドル/円は107円程度まで上昇する可能性があるとみている。
年末が迫り、実需のドル買いがドル/円押し上げにつながりそうだ。りそな銀行・市場トレーディング室の尾股正寿シニアクライアントマネージャーは、実需の動向について「24日から27日のどこかで絶対買わなければならない向きが結構たくさんいると思う」と話す。
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